〜原型(上身頃)その1〜

原型・・というものをご存じでしょうか。
服を作る際に、一番元になる型紙です。

私が学生時代勉強したのは”ドレメ式”という方法で
割と体にピッタリした洋服を作っていました。

人間の服と人形の服はまったく別物。。と私は思います。
でも、原型を作っておくと色々なお洋服へ展開が可能ですので
ご興味のある方は挑戦してみてください。

人間服で勉強したモノから考えていますが、まったくの勝手な解釈で
書いています。笑われてしまうような内容かもしれません。
変だったらゴメンナサイよぉ〜。




今回作っているのはTF(タイニーフェアリー)・ブロッサムボディの原型です。
身長は43cm位ですが胸も大きく大人に近い体型です。

右の図はサイズを計る場所です。



上図のサイズを表にしたモノです。
ミニSD・TF(ブロッサムボディ)・ユノアを計ってみました。

上身頃の原型はこの表の寸法を全部使いませんが、色々なお人形のサイズを計って
まとめておくとスカートやパンツなど作る時にも役立ちます。



@後ろ身頃
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★★赤で囲った数字は規定寸法です★★私が適当に決めた数字なので
お人形の大きさによって変わってくると思います。
1/6のドールの場合は規定寸法もこの半分くらいにしたら良いと思います。
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まず紙に【背丈+0.6cm】の線を縦に書きます。
頂点から直角に左に向けて線を引き、【首回り/6+0.3cm】を取ります。
それが☆の部分です。
なめらかに点々の部分を引きます。後ろの首回りになります。

☆から更に【肩幅分】を取り、下に直角に【1cm】取ります。
肩の線を斜めに引き、【肩幅の寸法】を取ります。

次に首の付け根部分から【背丈/2+0.4cm】の所に印を付け、左に直角に
【(バスト+2.6cm)/4−前後の差(1cm)/2】を取ります。
・・分かりにくいですね。図を見て計算してください(;-_-;)

それで、下の四角い部分を書きます。あちこち、直角なので(「 の部分)
三角定規もあると便利ですよ。
A後ろ身頃・続き。



首の付け根の部分から縦に肩幅と同じ寸法を取り
左に【背幅/2】の線を引きます。


肩先から背幅の先の部分、そして胸回りの先(一番長い長い横線)まで
なめらかに線を引きます。

そして脇下の線をを更に下へ0.2mm伸ばして自然に横線とつなげます。

これで後ろ身頃はできあがりです。
B前身頃



まず【背丈/2+0.5cm】の線を縦にひきます。
その下へ後ろ脇丈同寸を足します。

右横へ【後ろ身頃寸法+0.5cm】の線を引きます。
各角を直角に取り、長方形になるように書き足します。

一番上の点から横・下、共に後ろ身頃でとった☆同寸を書き
前の首周りになる線をなめらかに書きます。

後ろと同様に肩の線を書きます。肩の下がりは【0.6cm】で。


写真が斜めになっていてスイマセン。。
C前身頃の続き



首の付け根部分から胸の線までを二分割し、横へ
【胸幅/2】の線を引きます。
後ろと同様に袖付け線をなめらかにひきます。

次に、乳下がりの寸法を首の付け根から下にとり
【乳間/2】の線を横に引きます。
これは、胸にダーツを入れる時に重要な部分です。

★子供体型のドールにはあまり必要ないかもしれません。

あとは、前下がりの分(胸の張りに取られて短くなる分)【1cm】を
下に足し、なめらかに横線とつなげます。

これで前身頃も出来ました。

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