〜原型(上身頃)その2〜





D型紙を切り抜く


書いた原型はいきなり切らずに、他の紙に写すと良いです。

次に違うドールの原型を作る時に参考になりますので、
ファイルなどに計算した内容や式(?)を書いた紙を
保存しておくと良いと思います。

で、これを使ってどんなカンジになるのか縫ってみます。
E布に写す



型紙を置き、肩と脇だけ縫い代(5mmくらい)付けて切ります。

型紙に書いた線は、布にも写しておきましょう。
あとで補正する時に目安になります。


F縫う



って・・写真と説明が合ってませんね(^^;)>   
上の説明がコレです・・

と・・とにかくこのように切り抜き、肩と脇を縫い合わせます。
後ろ開きにしておきます。
G着せてみる



原型そのままの服はこんなんです。。。。
サイズは合っているはずなのに全然変でしょう?

胸の横が浮いています。
ウェストが胸のサイズでまっすぐになっているのでブカブカです。
脇の線も前に流れています・・

これを 補正していきます。
H補正


浮いているなぁ・・と思う部分をまち針でつまんでみます。

まず、脇の線がボディの脇と同じラインになるように押さえ、
胸の横の部分、胸からウェストへ降りる部分、背中の浮いている部分を
それぞれ自然に△になるように ピンでとめます。

三角にするのは、ダーツの先が綺麗に消えるように縫い込むためです。
I型紙を直す。


上で余った部分、あるいは小さかった部分などを 型紙の上で補正します。    
三カ所でダーツを取りましたが、あちこちダーツがあるのは小さな人形では
服のラインに響きますのでなるべく少なくします。
前身頃のダーツは胸の横かウェストか、どちらかにまとめます。
ウェストのダーツの方が、袖付けがある場合にも楽ですよ。

胸の横はダーツの分をたたみます(Jの図)

★★ダーツは入る場所がだいたい決まっています。
人間では肩に取ったりすることもありますが、人形は動かないので
見栄えの良い所だけに入れると良いです。
胸の一番高い所に向かってダーツを取ると綺麗です。

★★チェックやシマシマ(笑)の柄は、ウェストから
あまり大きなダーツが入ると不自然な模様になります。
そう言う時には横で取るわけです。
Jたたんだトコロ〜



ホントに、折り紙のようにたたみます。

ウェストからのダーツはもう少し深く切り込んで、横のたたんだ
部分の分を自然に開きます。

K補正後の原型



ウェストのダーツがかなり大きく開いているのが
おわかりでしょうか・・・

前のページ@〜Cで書いた原型が、普通に言う”原型”なのですが
このままでは何を作るにもかなり直さなければならないので、
私はこのKのトコロまで作って原型としています。
★他のドールの原型と比較★


左上が、今作ったタイニーフェアリー・ブロッサムボディの原型です。

右の少し大きいのは淡雪(SD13のの=S胸)です。
横をたたむ前のようですがそれにしても 淡雪はダーツが小さいですね。
これは『ぺちゃぱい』だと言うことです(笑)

下の小さな水色の原型は、1/6爆乳ボディのものです(うちのミミちゃん)
真横になるくらいダーツが開いています。
ものすごく大きな胸で、本当はこれだけではピッタリした服は出来ません。
ここからあれこれ補正するのです・・

私はメリハリがあればあるほど、服を作るのが楽しいです。
こちらにはありませんが、ミニSDやプチアイ、PFちゃんなどは
ほとんどダーツがなくて良いくらいです。
原型もそういう小さな子から作ってみると良いと思います(b^-゚)

次へ(実際に服を作ってみよう〜(○`ε´○)ノ)

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